
西洋医学と中国医学の良い部分を合わせた不妊治療は、欧米では既に多くの医療機関で取り入れられている。中国で始められた、月経周期にあわせて漢方薬を使い分けて妊娠確率を高める「周期療法」は、高い治療効果が認められている。周期療法は月経周期(月経期、低温期、排卵期、高温期)に合わせて異なる漢方薬を処方するが、各時期の基本的な治療方針は以下のようになる。
さらに、鍼灸治療の併用も不妊治療の現場で積極的に行われている。
ドイツと中国の研究チームがまとめた米生殖医療学会誌に掲載された報告によると、人工、体外受精の前後に、女性の身体をリラックスさせる鍼治療と子宮内の血流を改善する鍼治療を行うと、妊娠率が大幅に向上するという。同チームは、体外受精をうける女性160人を2つのグループに分け、一方に体外受精の際、受精卵を子宮に戻す前後に鍼治療を実施した。もう一方のグループには、鍼治療をせず通常の体外受精を行った。その結果、鍼治療を受けたグループの妊娠率が 42.5%に上り、通常治療の26.3%を大幅に上回った。
このように最先端の高度生殖医療と、鍼灸・漢方薬の治療を併用することで、妊娠成功率を引き上げる効果が期待できる。
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