
A:最先端の高度生殖医療と、中国医学(鍼灸治療・漢方薬治療)の治療を併用する統合医療による不妊治療は、既に世界中で多くの医療機関で取り入れられ、治療効果も認められています。
中国の新聞で、2006年11月、ドイツと中国の不妊治療の合同研究結果が発表されました。最先端の高度生殖医療による不妊治療と鍼灸治療を併用する事により、体外受精妊娠率が50%近く向上するというものです。研究チームは、中国医学に基づいて鍼灸治療を行うことで、子宮筋肉の緊張が軽減され、血液などの循環が改善し、さらにホルモン分泌や自律神経の調節をする等の効果から、受精卵が子宮に着床しやすくなり、妊娠率が向上しているのではないかとみています。
また同年、日本の新聞では、体外受精を5回以上行っても妊娠できなかった不妊症の女性114人に鍼灸治療を併用したところ、約40%にあたる49人が妊娠に至ったと、明治鍼灸大学の研究グループが、日本生殖医学界で報告したと紹介されていました。当院で不妊治療を受ける方も多く、2003年11月、国際学会(北京)で、私は臨床研究の立場から不妊症、月経不順、さらに多嚢胞卵巣症候群という難治性の婦人科疾患を患った女性を、鍼灸、漢方薬のみによる治療法で無事出産、という事例を発表しました。中国医学は独自の生理観、病理観及び診断、治療方法を持つ、もう一つの医学です。
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