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News from T.C.M.

2018年1月号 「漢方・鍼灸「医学」に認定」


漢方・鍼灸「医学」に認定 WHO今春にも西洋編重から転換

漢方薬や鍼灸など日本や中国の伝統医療が、今春にも開催される世界保健機関(WH O)の総会で『医学』として認定される方向であることが8日、関係所への取材で分 かった。具体的には、国際的に統一した基準で定められた疾病分類である「国際疾病 分類」(ICD)に、伝統的な東洋医学の章が追加される。100年以上、西洋医学一 辺倒だった世界の医療基準の転換点となるとともに、中国と異なり独自に発展してき た日本の伝統医療としての再評価につながる。

 関係者によるとWHOが伝統医療に注目したのは、同機関で扱う医療の統計が西洋 に偏り、伝統医学での治療に依存しているアジアなどでほとんど統計が取られていな いとされる「情報格差」を埋めることが目的にあるという。

 ICDは1900(明治33)年に初めて国際会議で承認、日本でも同年に採用された。 約10年ごとに改訂され、現在は全22章から成るが、日本や中国などに根差した「伝統 医療」が新しい章として加わる。病名や患者の体質を表す「証」が約300項目記載さ れるという。ICDの作成にも携わった千葉大の並木隆雄診療教授(和漢診療学)は 「WHOに公式に認められれば、日本の伝統医療の地位向上に役立つ。科学的な調査 のもと、漢方の有効性も検討でき、成果は国民に大きく還元される」と話した。

[2018年1月6日産経新聞 掲載記事]

今月初めに、産経新聞の一面記事として大きく報道されたが、今日までWHOに医学と して認められていなかったことが不思議といえます。中国では、総合病院には必ず各 種中医科や針灸科があり、針灸治療で入院することも出来ます。例えば私の留学して いた北京中医薬大学の隣にある中日友好病院(日本のODAで1984年に建てられた)に は、西洋医学の各科以外に、中国医学(漢方薬)で治療する、中医内科、中医癌科、 中医消化器科、中医肺病科、中医肛門科、中医リウマチ科、中医婦人科、中医泌尿器 科、中医老人科等があります。

中国では「中国医学」を保健医療として当たり前に扱われているのです。「中国医 学は現代医学とは違う角度から診るもう一つの医学です」と治療院だよりで何度も伝 えてきましたが、これからもさらに中国医学の輪が広がり、当院も健康にますます貢 献出来る場になりたいと思っています。

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