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News from T.C.M.

2018年8月号 「不妊鍼灸Q&A②」


【Q】鍼灸治療を併用することで妊娠率はどのくらい上がりますか?
【A】 ドイツと中国の研究チームがまとめ、下記のとおり米生殖医療学会誌に掲載しています。
「人工受精、体外受精の前後に、女性の身体をリラックスさせる鍼治療と、子宮内の血流を改善する鍼治療を行うことで妊娠率が42.5%に達し、鍼治療を併用しない場合の26.3%を大幅に上回った」という報告があります。つまり、人工受精、体外受精の前後に鍼治療をすることで16%以上もの妊娠確率が上がっているということです。また、体質改善治療を継続して行うことで、さらに妊娠確率を向上させることが期待できます。

【Q】移植前後の鍼治療だけでも効果はありますか?
【A】 記の研究発表のように人工受精、体外受精前後の鍼治療のみでも効果が認められていますが、妊娠をゴールと考えず、出産までのケアを考えると、自身の体調の弱い部分を補うための体質改善治療を鍼灸や漢方薬治療で行うことは、きわめて大切です。

【Q】中国や世界の国でも不妊治療に鍼灸や漢方薬は併用されていますか?
【A】 中国では、鍼灸や漢方薬での治療は保健医療に組み込まれており、不妊治療では、まず鍼灸や漢方薬治療
を受ける方が多いです。それでも妊娠に至らないケースで経済的な余裕のある方は高度生殖医療(保険不適用)人工受精や体外受精の治療を受けています。
欧米ではSNSの発達で多くの有名人などが不妊治療の際に鍼灸治療や漢方薬を併用し、無事に妊娠した等の報告があることからもわかるように併用されている方は多いです。
2011年には、英国のインペリアル・カレッジ・ロンドンのワイズ教授らも「鍼灸治療が体外受精を受ける患者たちの間で最も利用率が高い代替医療である」と発表しています。

【Q】妊娠後も鍼灸治療は継続した方か良いですか?
【A】鍼実に様々な妊娠時のトラブルに対して、鍼灸・漢方薬治療は有効です。「妊娠悪阻(つわり)」「下腹部不快感、便秘」「腰痛、足のだるさ、むくみ」「肩凝り、目眩、冷え症」「逆子、子宮出血」など。当院では無事に出産するために、妊娠中から出産に至るまで治療を継続される方が多いです。
 ※「帝王切開やむなし」と主治医に言われた逆子の妊婦さんは、「お腹を切りたくない、他に方法は無いのか?・・・」とネット検索をされ、出産2週間前に、逆子の鍼灸治療を受診するために来院された。その後、数回の鍼灸治療で逆子が改善し、無事に正常出産ができた。という例もあります。


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