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2010年10月号 不妊治療と鍼灸治療

〜子宮内膜形状不良・高プロラクチン血症〜

不妊治療「セリーヌ・ディオンさん、体外受精で双子を妊娠」カナダの歌手セリーヌ・ディオンさん(42)が、双子を妊娠していることを明らかにした。現在、妊娠14週目で、来月には性別が分かるという。ディオンさんは家族を増やしたいと不妊治療を続けており、6度目の体外受精で妊娠に成功した。妊娠の確率を高めるため、はり治療にも通っていた。2人の間には9歳の男の子がいる。(CNNニュース2010/05/31)

不妊症における鍼灸治療は、子宮内膜形状不良などの内膜障害と高プロラクチン血症の患者に対しても治療効果大です。鍼灸治療により骨盤内腔の環境が改善して子宮機能を高め、子宮内膜が正常化します。また強いストレスにより、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)が過剰に分泌されることが原因の機能性不妊にも、ストレスを緩和できる鍼灸治療は、とても有効です。

東洋医学による不妊治療の歴史は長く、中国の古典『諸病源候論』、『黄帝素問女胎』などに記されています。

最近の研究ではツボ(経穴)である「三陰交」への刺激が女性ホルモンの一種であるエストロゲンの濃度を高めるといった報告もされ、鍼治療の有効性が認められています。

不妊治療では、西洋医学と鍼灸の治療を併用することにより妊娠の可能性を高めることができます。

投稿者:tcm-editor

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