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2014年8月号 生活習慣病と老化の予防は血液の健康管理から

生活習慣病と老化の予防

『生活習慣病』

  • 動脈硬化
  • 高血圧
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 脳血管障害
  • 脂質異常症
  • 糖尿病

「生活習慣病」などと、ひとくくりにされて言われますが、「生活習慣病」という病名の病気があるわけではありません。上記のように血液や血管、血液の流れ(血行)と密接な関係のある症状ばかりです。つまり、「生活習慣病」と血行は切っても切れない関係にあるということです。

人間の身体は、血液や血管のメンテナンスを怠らず、血行を正常に維持できていれば、生活習慣病を予防し、健康を保つことができるのです。「人は血管と共に老いる」という言葉があるほど、血管の老化は健康に直接的な影響を与えます。

二千年以上前の中国最古の医学書「黄帝内経」にも既に、血(血液)と血脈(血管)について記載があり、健康と生命の維持に重要な働きを持っていると記述されています。
具体例では、「親指だけがしびれるものは三年以内に必ず中風」と書かれています。少々極端ですが局部に表れる「しびれ」は、血液循環障害からくる症状の1つで、脳内の毛細血管にも血流障害があると診て、鍼灸治療や漢方治療をし、発作を防ぐ対応をしています。

生活習慣病の予防、改善には、血流を改善し、身体本来の力、免疫力を高めることが大切です。

中国医学では、古くから鍼灸治療、漢方薬治療、推拿(マッサージ)治療を用いて、高い治療効果を上げてきました。副作用のない安全で身体に優しい、鍼灸治療で血液をサラサラにし、血管の健康を保ちましょう。

投稿者:tcm-editor

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